介護の心得
私が、見守りに徹することに決めたエピソードをひとつ… ふたつ…… それ以上?
①、彼女が、初対面、もしくはそれに近い人に発する第一声は、
「あたし、目ェ見えないから~。」
それを聞いた相手は、
何かの呪縛に囚われたごとく、動かなくなり、
彼らに、しっかりと向けられた義母の顔を凝視します。
そして、
車いす??に座ろうとする彼女の腰を支えたり、
彼らに向かって足を上げている彼女に、
甲斐甲斐しく、靴を履かせています。
(blackのわたしの心の声)
目が悪い とか、
見えにくい と伝えた方が、
相手が(全盲と)勘違いしないと思うけど~。
② 、毎回、時間を問う彼女に
面倒になったわたしは、置き時計を使ってもらうことにしました。
電池?が切れ動かない時計を指し、
息子(わたしの夫)に
替の電池?を要求します。
息子 「目が見えないのに必要?」
(blackわたし)
だから、見えるんだってばァ??
③、彼女の洋服は、季節ごとに入れ替え、取り出しやすいよう畳んで棚に置いてあります。
自分で着替えてくれます。
「あたし、目ェ悪いから、グチャグチャのままだけどォ~」
きれいに畳んであったはずなのにィ~、
オモチャ箱をひっくり返したようになってます。
(blackわたし)
これは、いわゆる嫁いびりっていうヤツ?
それとも、モラハラ ?
完全なる確信犯?
かくいうわたしは、
彼女に対して、
手を出さず、
口も出さず、
もちろん、ひっくり返された棚は
そのまま放置することに…。
(東京都・J.K)