“生きる”こと


人間誰しも老いれば肉体的にも精神的にも何らかの障害が自然発生する。
“生きる”ことは、生命の終わりが来るまで行動する姿勢でありたい。生命あるうちは社会の制約の中で規則を守りながら自由を楽しみたい。
元気で働ける間は問題がなかったが年老いて誰かの助けが必要になった時、どのような暮らしのありようがいいのか考えさせられた。
老人が住み慣れた自宅で身近な家族から介護されるということの深い意味と、介護する家族の負担と、その重さと大変さを改めて実感している。
私自身も介護現場の立場に強いとは言えず、専門性の壁をクリアするのも簡単ではなかった。

重ねた年齢とうまく折り合い、多少の衰えや体の不調とうまく付き合い緩やかな気持ちの良い人生の最終地点に着きたい。


(和歌山県・Y.S/女性)