「ありがとう」は元気の源


つらい仕事の最中にかけられた「ご苦労さま」や「ありがとう」のひと言で、疲れ が吹き飛び、元気が湧いてきた――そんな経験はないでしょうか。

「ありがとう」という言葉は、元気の源といえそうです。逆に元気を失わせる言葉とは、どんなものでしょうか。「忙しい」「疲れた」 どちらもつい使ってしまう言葉ですが、それを言う自分の心の中には“周りの誰よりも仕事をしている”という高慢な心、“どうして自分だけが大変な思いをしなければならないのか”、という自己憐憫 の心、“他人によく思われたい”という虚栄心などが隠れているのかもしれません。

何気なく使った言葉でも、自分はもとより周囲にも大きな影響を与えます。日々積極的に肯定的な言葉を使い、否定的な言葉や不愉快な言葉はなるべく使わないだけでも、家庭や学校、そして職場の雰囲気は、どんなに明るくなるでしょうか。


出典:ニューモラル-心を育てる言葉366日