相手と関わるためには


特に子供が思春期を迎えたときなどに、わが子はこうでなければならない」という親としての思いから、つい「それではだめだ」「ああしなさい」「こうしなさい」という言葉が多くなってしまうそんな経験はないでしょうか。

自分の考えが正しいと思い込み、そのことを相手に無理に押しつけようとする態度では、相手はそれを心の中で拒否してしまうでしょう。相手と関わるためには、まず自分自身が素直になり、相手の言葉に耳を傾け、相手に共感していくことが求められるようです。

親子関係の場合、子供が“親は自分の気持ちを理解してくれた”と気づいたとき、 親子の心は通い合い、信頼関係が深まっていくといえるでしょう。そして、このことはすべての人間関係に当てはまるのではないでしょうか。

(三七六号)


出典:ニューモラル-心を育てる言葉366日