「来た道」と「行く道」


私たちはこの世に生を享け、成長し、年齢を重ね、それぞれの人生を生きています。 この人生は、一回限りです。

身近にいる子供たちの姿には、自分自身の幼かったころの姿を重ねることができます。それは、自分が歩んできた道です。そして、お年寄りの姿の中には、これから歩 んでいこうとする将来の自分の姿を見いだすことができます。お互いに支え、支えられて生きている人生だからこそ、人を思いやる優しい心が大切なのです。

敬老の心を深めることは、私たちが道徳心を育み、人間として成長していくことでもあります。まずは自分の親や祖父母、また、身近な人生の先輩に、心のこもった「感謝の気持ち」を表してみてはいかがでしょうか。きっと世代を超えて、温かな心の懸け橋がかかることでしょう。


出典:ニューモラル-心を育てる言葉366日