愛国心と国際心


カナダのバンクーバーには美しい日本庭園があり、その中に高い石灯籠が建っています。そこに「新渡戸稲造 一八六二―一九三三年国際間の善意の使徒」と記した銘板がかかっています。「新渡戸稲造は「愛国心と国際心とは、立派に同時に両立し得るのみならず、国際心は愛国心の延長で ある。愛国心なしに国際心はありえない」と述べ、お互いの国柄を大切にするようにと説きました。
私たち一人ひとりの考え方や行動は日本を代表しています。私たちは、日常の生活の中で、日本の文化をよく知り、大切にすると同時に、世界の国々の文化や習慣も大切にし、広い人間愛をもって交流をしていくことが必要です。

(一八六号)


出典:ニューモラル-心を育てる一日一話