僕の介護の仕方


僕の家族は、両親と妹、弟、それに僕の5人家族でした。そして、現在、弟と僕で、母と妹を介護しなければならない状況にあります。父は、57歳で、僕が30歳頃に亡くなりました。現在、それ以外の4人は生きています。母は、98歳になりました。妹は、脳性小児まひで、母が、90歳ぐらいまで見てきましたが、今は、特養に入居しています。僕は、故郷を離れ、現在地で妻と娘夫婦、孫とで暮らしています。
それで、直接には弟が、母と妹の介護を行っています。弟は1度結婚しましたが、現在離婚し、ひとりで、母の介護を実家でしてくれています。僕は、弟の指示で、母に会いに行ったり、妹のところに年に1、2度会いに行ったりしています。  もちろん、弟が、母と妹をみてくれてるので、母や父の遺産は、すべて弟に、母と妹のために使ってくれるように、弟に任せています。
だから、介護といっても、僕の場合、母に会いに、月に2回出掛けて行くくらいです。それと、弟から協力を頼まれたらすぐに出かけていきます。
母のところにも、妹のところにも、写真と本を持っていきます。パンやお菓子を買っていっても、常に母の枕元に、美味しいものが置いてあるので、本や写真などの方が、話をするのに話題ができていいです。  母を介護している弟の様子を見ていて、思うこともありますが、弟に任せてあるので弟を信頼して、ほとんど何もいいません。大変だよね、ぐらいです。僕もデイサービスで介護職員として働いているので、高齢者の介護の大変さは十分わかっています。弟に感謝しながら、弟に全面的に協力する形で、母と妹の介護に協力しているというのが僕の介護の仕方です。


(山梨県・M.U/男性)