スイスの思想家カール・ヒルティは、次のように 言っています。「ある問題を解決しようとするとき、 どうしたら最も賢明な策であるかを問うかわりに、 どうしたら最も愛のこもったやり方になるかを問う のが良策である」(『希望と幸福―ヒルティの言葉』 秋山英夫訳編・社会思想社)
人生には問題がつきものですが、どんな問題に出会っても、焦ったり、悩んだり、苦しんだりする前に、あるいはその最中であっても、どうしたらいちばん愛のこもったやり方になるかを考えてみてはいかがでしょうか。そうすれば、きっとよい知恵や力 が得られるばかりでなく、私たち自身が人間的にも大きく成長していくことができるでしょう。

出典：ニューモラル 心を育てる言葉 一日一話