「迷い」こそチャンス


子どもは成長するにしたがって、自分自身に目を向け始めます。今日のような豊かな社会では、価値観も多様化し、自分は何をしたいのか分からず、悩んでいる若者が少なくありません。

私たちは、家庭生活や社会生活を送ろうとすれば人とのかかわりの中で、さまざまな問題に直面しないではいられません。しかし、課題にぶつかり、迷ったときこそがチャンスなのです。自分は何が好きなのか、何に向いているのか、どういう人間なのかをじっくりと見つめていくことになります。

そこで初めて自分自身を知るきっかけが生まれ、「自分にふさわしい生き方を模索していくようになります。試行錯誤するその過程が、自己を高めるチャンスなのです。

(二二三号)


出典:ニューモラル-心を育てる一日一話