心と技が一体となる


チームプレーについて、野球を例に考えてみましょう。今、あなたはショートを守っています。相手チームの走者は一塁にいて、次の打者が打ったボールがあなたの前に転がってきました。そのボールを拾い、味方の二塁手にすばやく投げて、一塁から二塁に走っていた相手チームの走者をアウトにします。続いて、すかさず二塁手から一塁手へ投球し、一塁へと走ってきた相手打者をアウトにすると、ダブルプレーが成立します。

ここで大切なのは、自分のもとに来たボールを仲間が最も受け取りやすいであろう胸元に投げることです。仕事においてもこうした仲間への思いやりが、連携プレーを成功させ、互いに協力し合えるチームプレーを構築するのです。


出典:働く人の心を磨くモラルBIZ 第39号