「累代教育」ということ


今、親自身が、正しい人生の価値基準を持たず、 子どもたちのしつけを誤ったとしたら、それは、孫、ひ孫にも影響し、子孫の不幸な姿を見ることになりかねません。そのためには親自身が、高年期になっても、みずからを高める努力をし、正しい価値観に基づいた生き方を、次代に引き継げるようにしたいものです。つまり親から子、子から孫へと世代を重ねて品性を向上させる”累代教育”に取り組むことが大切ではないでしょうか。
このように、子孫や次代の人たちの幸せの実現に力を尽くすことこそ、人の親としての義務であり、人間としてこの世に生を受けた者の使命ではないでしょうか。


出典:ニューモラル 心を育てる言葉一日一話