心づかいの積み重ね


否定的な言葉を使う心と「楽しみ」を見いだそうとする心との間には大きな差があります。

北海道に住む深川英一さん(60歳)は、数年前からいつも自分に言い聞かせていることがあるといって、次の言葉を紹介してくれました。

「不平・不満、口に出して言わず、心に思わず」

最初の2、3年は、今日もダメ、きっと明日もダメだろうという状態で、つい不平・不満が口に出て困ったとのことです。しかし、十年一日のごとく、この心づかいを目標にして日々を重ねてみると、やがて、自分の心の荒(すさ)みが取れ、自然とおだやかな心づかいができるようになってきた、と話しています。不平・不満を言わない、思わないことの大切さを示す実践例です。

(368号)


出典:ニューモラル-心を育てる一日一話