相手の「良さ」に気をとめる


夫婦が互いに相手の欠点や短所ばかりを見ていたのでは、よりよい夫婦とはなりえません。
「気をとめて見ればこそあれ武蔵野の千草にまじる花のいろいろ」という古歌があります。
ここには夫婦が幸せであり続けるための秘訣が隠されています。気をとめなければ、殺風景でしかない草むらも、丁寧に見ると、草々にまじって小さな花がたくさん咲いているのが分かります。次々と可憐な花が発見でき、心が楽しくなってきます。
この歌のように、よく注意をして、夫婦がお互いに相手に関心を持って、それぞれの花々を発見し合ってはいかがでしょう。相手の長所や美点を見続ける ことができる夫婦は、末永く幸せであり続けるでしょう。
(一九八号)


出典:ニューモラル-心を育てる一日一話