近年、企業でも地域社会等でも高齢者の活躍の場が増えています。抱負な知識と経験を活用した技術提供のボランティアや、シニア人材を積極的に雇用する制度など、さまざまな形でシニア世代と共働する環境が生まれています。

人生の先輩とふれあう機会を得たら、若い世代は率先してお手伝いをしていきましょう。そうした心がけや行動が、自分自身の思いやりの心を養い、人間性(品性)を高めることにつながります。それは将来的に、自分の子や孫の世代にも受け継いでいくべき無形の財産となることでしょう。

高齢者自身が心から「老い」を喜び、楽しむことのできる社会の実現。それには若い世代の理解と協力が欠かせないのです。

出典：働く人の心を磨くモラルBIZ　第39号