アメリカ独立に尽力したベンジ ャミン・フランクリンは言っています。「私は自分が成長していくにつれ、次のような真理を学んだー 私が自分のために働いていたときには、私のために働いたのは自分だけだったが、人のために働くようになってからは、人もまた私のために働いてくれた」と。

人に対して不平や不満を抱いているときや、自分の欲求が満たされないときは、まず、自分が相手 の欲求を満たしているかどうかを振り返ってみましょう。相手を思い、心を尽くして行動すれば、そこに信頼が生まれ、要求しなくても人は力を貸してくれるようになるのではないでしょうか。求める前に、自分が人に何を与えることができるかを考えたいものです。

出典：働く人の心を磨くモラルBIZ　第38号