人生を輝いて生きる


多少の病気や障害があっても消極的にならず、自分の可能性に目を向けて、さわや かに生きることが「健康」です。同様に、高齢になっても自分の可能性に目を向けて、他者の喜びのために自分の能力を生かしていきたいものです。そうした生き方の中に「老いてこそ輝いて生きる人生」のすばらしさがあるのではないでしょうか。

年を取るのはすばらしいーーそう感じられる「生き方のモデル」を若い世代にしっかり示し、伝えていくことも高齢者の大切な役割の一つであるといえます。

家庭や地域社会の中で、高齢者と若い世代が互いに尊敬し合い、いたわり合い、育て合う「思いやりの心」を育んでいくことが、豊かでイキイキとした高齢社会を築く第一歩となります。高齢者も若い世代も共々に、他者の喜びのために「輝いて」生きていきたいものです。


出典:ニューモラル 心を育てる言葉366日