失敗する子ほど、取り返しの つかない失敗はしない


人間は失敗するたびに、新しいものの見方ができ るようになり、考える力が育ってきます。

大人になると、自分の行動の結果をある程度予想できますが、子どもは結果がどうなるかを考える力がまだ十分には育っていません。ですから、親から見れば不可能に思えることを、子どもは「できる」言ってやろうとします。そこで失敗するのですが、 失敗した分、考える力が身につくものです。何度も失敗を繰り返すうちに、「こうしたら失敗する」とか「これならボクにもできる」などということが分 かってくるのです。

親は、つい口や手を出したくなります。そこが我慢のしどころです。たくさん失敗した子ほど、とり 返しのつかない失敗はしないものです。


出典:ニューモラル-心を育てる一日一話