幸せの単位は家族である


私たちの日常に当たり前のように存在する家族に対して、心から感謝するということは、そう簡単にできることではありません。困難に直面したとき、はじめてそのありがたさを痛感したという経験を持つ人も、少なくないでしょう。

倒産した経営者の社会復帰を助けてきた「八起会」会長の野口誠一氏は、『家族のカー「自殺防止の会」が体験した家族愛の三十年』(祥伝社)の中で「(経営破綻した) 彼らをどん底から救ったのは他でもない、『家族』である」と述べています。そして、「人間の単位は個人かもしれないが、幸せの単位は家族である」とも。

家族の絆を強めてこそ、どんな困難も乗り越えていく力が育まれます。そして問題を乗り越えると、家族の絆はさらに強まり、それが幸せをつくり出す原動力になるのではないでしょうか。


出典:ニューモラル-心を育てる言葉366日