想像力、判断力、行動力


私たちは、さまざまな人間模様が入り混じった世界に生きています。

一人ひとりで立場や境遇も異なれば、物の見方や考え方にも大きな隔たりがあります。また、その時々で気持ちも状況も変化するものです。ここで円満な人間関係を築いていくためには、思いやりの心に基づく想像力と柔軟な判断力、そして「よい行い」を実践に移す行動力が大切です。

そうした努力は、家庭の中でも忘れないようにしたいものです。むしろ、夫婦や親子などの親しい間柄であればあるほど、相手のことを「分かったつもり」になって、かえって実践が難しくなるのかもしれません。だからこそ、ますます想像力を発揮して、相手のことを深く思いやり、許し合い、いたわり合っていく必要があるのではないでしょうか。

(五一二号)


出典:ニューモラル-心を育てる言葉366日