心に寄り添う


今施設にいる母。会いに行った時のこと。少し認知が入ってきた頃だった。 「五階に行きたい!」車いすでエレベーター近くまで来ていて、今にも乗りそうだった。「ダメダメ」「行かないよ」「用事ないでしょ」それに対して母は「私は行きたいの!!」段々強い口調になっていた。そこへ介護士の方がみえ「は~い、わかったよ、行こうネ!」5階につれていって下さった。満足したらしくニコニコ顔でもどってきた。 「拒否すると意地になったり怒り出すわよ。お母さんの心によりそうようにしてみたら?!」「私達スタッフによゆうがないときは、家族の方がつれて行ってあげてほしいわ」「拒否、反対はなるべくされた方がいいわよ」アドバイスをもらい心が軽くなった。


(愛知県・M.Y/女性)