パートナーは 自分のためにいる?


テニスでダブルスを組むとき、「私が、パートナーのためにこう動いてあげたんだから、パートナーも、 私のために、こう補ってくれなくては困る」などという相互関係、を意識したら、必ずといってよい ほど、そのペアの球筋は乱れてしまうから不思議で す。パートナーの動きを見て、それを補うように動 くのは常に私自身の問題であって、パートナー である彼、または彼女が、どんな考えを持とうが、どのように動こうが、関係のないことです。
つまり、テニスに限らずパートナーは、自分のた めにいると思うのではなく、むしろ、パートナーのために自分はいるのだという考え方をすることが大切なのです。


出典:「三方よし」の人間学-廣池千九郎の教え105選