介護でなく快悟であること


私は介護認定2だ。母は介護認定1だ。私はパーキンソン病、母はアルツハイマー。老々介護になってしまう。
母はだと私より軽いと威張っている。今後のことが心配だ。私はひどくなったら施設にいくつもりだ。
今、母は同じことの会話の繰り返しだ。聞いているととても疲れてしまう。しかし自分も行く道なのかもしれない。
母の口癖は「あんた達も近くなってみたら分かるから」と「長いきはしたくない」と「女学校を出てないから」とそのコンプレックス、これは一日中繰り返される。もう閉口してしまう。
介護は忍耐だという。また母はいい方だと思う。徘徊もなく、家族が迷惑をかけられているわけでもない。
もっと広い心でも見守られればいいのにといつも思う。
自分の心の狭さを痛感する。介護でなく快悟であることを目指していきたい。

 


(宮城県・K.Y/女性)