ユーモア


介護は完全に戦争です。今はこれにコロナウィルスが加わりました。介護する人、される人、両方とも自殺を考えます。疲れ切って倒れもはやこれまでと思うことも。下の世話、風呂、食事、徘徊、何でもありです。

しかしそこで役立つのがユーモアです。
自分の心が和みます。自殺前に川柳などで戦うのです。例えば川柳を作ります。「天国が、ある、ある詐欺でないだろうな」「白鵬にセキを取ってとぼやく妻」
おばあさんの(義母)介護をしながら、ユーモアで話しかけ、苦労を吹き飛ばすのです。介護とウィルスは、死を目の前にした血みどろの格闘技以外の何者でもありません。天国がないと、おばあちゃんをだましたことになる。
「おばあちゃん、天国へ行けるからね」ユーモアは心を鍛えすべての安定剤を乗り越えて、青く澄みきった大空へと連れていってくれるのです。

「ユーモアでふっくら包む介護力」

 


(滋賀県・N.S/男性)