死んでも私にとって家族


誤嚥肺炎になって、口から食べられなくなり、しゃべることもできくな って、病室のベットで横たわるあなたを 、毎日見ているると、 やたらと涙が出てしまう。 あなた が私を愛してくれて 、 大事にしてくたの に 、 グチと不満ばかり言って、 感謝の気 持ちを忘れてしまっていた私。 「しゃベれ なくても、人の 言っていることはわかる 」と、お医者様が言ってくれ たので、毎日、枕元で「愛して い る 」「感謝している 」「ごめんなさい」と、 大きな声で話している。
「いまさら遅い。バカヤロウ」って、おもっていたでしょうね 。
それでも、 私はあなたの私に対する深い愛。
答えれなくて 、 認知症のあなたを邪険に あっかって、 私は愚かな女です。
いま、 あなたのお骨を毎日抱きしめていて も、あなたは許しくれないでしょうね 。


(愛知県・Y.A/80代・女性)