たまには体を休めてほしい。何もしない時間を楽しんでほしい。


『敷居を跨げば七人の敵あり』。この諺を地でいっていたのが、私の母。私が高校生になるまで病気がちだった父に代わり、母はいろいろな物事と闘い続けてきた。その姿は、毅然としていたことを覚えている。でも、本当の母はとても気が小さい。しかし、私たち家族を守るために堂々としてみせていた。そんな母も今や七十歳。母は健康を取り戻した今でも、母は体を動かし続けている。ずっと頼もしくあり続けている母。でも、たまには体を休めてほしい。何もしない時間を楽しんでほしい。


(富山県・K.O/50代・男性)