母へ


帰省して泊まるたびに布団はふかふか。
前日までに干して、快適にしてくれる母のおかげだ。
料理も野菜が中心。私の身体を気遣ってのことだ。
母が作った野菜は、合え物や漬物になって食卓を飾る。
慣れ親しんだ母の味は、何年たっても変わらぬまま。
母が生きていることに感謝して止まない。


(岐阜県・R.H/50代・男性)