遺産相続のトラブル回避は「家系図」を作ること!?


家族や親族の絆を深めるには「先祖のことやルーツを知ること」が大切。

それが結果的に遺産相続のトラブル回避にもつながっていきます。

そのために重要なのが「家系図」です。

なぜ、遺産相続のトラブル回避に家系図が大切なのか。

そして家系図をどのように作ればいいのかご紹介します。

「家系図」が大切なワケ

家系図を作ることで先祖から祖父母、両親、自分へのつながりを知ることができます。今ここに家族とともに自分が存在していることは、先祖が苦労や努力を積み重ねてきた証です。それがわかる家系図は、その家の歴史そのものであり、宝です。そしてこれが子供、孫と未来につながっていくんだと実感することができます。そうすれば、家族や親族のことを思い、親子兄弟との関係も円滑になり、責任ある行動をとるようにもなります。もし、遺産相続の問題が起きたときに、そのことを思い出せば、自己中心的な考えはしなくなるはずです。そのためにも家系図はとても大切なものなのです。

わが家の「家系図」を作る

家系図は、書き方にとくに決まりがありません。ただし、一般的なルールのようなものがあります。世代から順に上から下につなげる家系図を「縦系図」といい、世代から順に右から左につなげていく家系図を「横系図」といいます。ただし、横系図は世代の相関がわかりにくく、家系全体を把握しにくいので、縦系図がおすすめです。ルーツを調べたら、さっそく家系図作りをはじめてみましょう。

<家系図ルール>

・夫婦は夫を右に妻を左に配置し、二重線で結ぶ。

・親と子は単線で結び、子が複数の場合は右から年長順に配置する。

・複数の配偶者がいる場合も二重線で結ぶ。

・実子は単線で結び、養子は二重線(縦)で結ぶ。

近年では、家系図ソフトで簡単に作成することも可能なので、利用してみるのも◎。

もうすでに先祖代々受け継がれている家系図がある場合は、家族みんなで見てみましょう。家系図は、次世代に残せる貴重な資料のひとつです。法事などで家族と親族とのコミュニケーションツールとして、ぜひ作ってみることをおすすめします。そうすれば、ひと目で、「みんなつながっているんだ」という共通の思いを感じることができるはずです。


出展:株式会社夢相続