夫から妻へ – 家族をつなぐきずな倶楽部

君のために生きたい

kazoku-kizuna-admin — Mon, 18 Jan 2021 02:00:02 +0000

炊事洗濯ぜんぶダメ。印鑑の場所さえわからない。そんな俺を5０年間支えてくれた妻。口癖は「あなたより先に逝けないわ」だった。だけど神様はそんな妻に試練を与えた。五年前に発症した認知症。料理もできなければ粗相もする。徘徊をくり返し、今ではご近所さんに頭を下げる日々。正直手に負えないこともあるし、介護がしんどくなることもある。だけど介護をするうちに気づいた。
「君より先に逝けない」と。
散々君に迷惑をかけた僕だからこそ今は君のために生きたい。一日でも長く。君より長く。それがダメな亭主の使命だと思うから。

（東京都・J.K／男性）

妻葉子と病床の義父へ

kazoku-kizuna-admin — Mon, 28 Dec 2020 02:00:23 +0000

私の妻葉子の父親は、長崎県で独り暮らしを送っています。その父親は今年の夏、ある病で体調を崩し、病院で手術を受け、現在も入院しています。葉子は入院の少し前から、父親の身の回りの世話と諸手続きの為に単身、長崎に帰省しています。
実は私と葉子は、それぞれに離婚や母親の介護を経験し、3年前に縁あって、48歳同士で再婚したばかり。
葉子の父親は、私たち2人の再婚を温かく見守り、後押しをしてくれた大切な人なのです。
今回の入院、手術では、葉子の兄弟や私は、仕事が忙しいことなども重なり、その殆ど全てを葉子一人に任せた状況となっています。身内が病気をした際、誰か一人の負担が大きくなることは、よくある話かもしれません。私自身も8年前、母親がくも膜下出血で倒れた際、救急搬送から緊急手術を経て、集中治療室、入院、リハビリの見守り、その他諸手続きの対応などを一人で行った記憶があります。当時、大変不安な思いをしたものです。
だから私は今、妻の葉子を誉めたいと思います。病院という場所には、独特な雰囲気があります。まして手術なら尚更です。たった一人で、無事に手術が終わるのを待つのは、やはり心細く、不安も大きかったと思います。今は携帯通話やメールで、リアルタイムで他の家族にも状況を伝えることはできるでしょう。しかし、その場にいてこそ感じる空気と緊張感は、やはり違います。手術後も献身的に病室に通い続け、父親を励ます葉子に、私は満点をつけてあげたいと思います。そして、葉子の願いが届き、義父が回復することを心から願っています。

（福岡県・I.T／50代・男性）

妻へ

kazoku-kizuna-admin — Mon, 21 Dec 2020 02:00:48 +0000

私は昨年、４７年間勤めた会社を中途退職し、ネット経由で仕事を始めましたが、月２万円稼ぐのがやっとで、挫折しました。
働く気力を失い、２カ月間ゴロゴロと過ごしましたが、あなたと一日中顔を突き合わせていると息が詰まりそうで、あなたの表情も暗くなりました。初秋のある日、１年前は自転車で登れた坂が登れなくなっていて落ち込み再就職を決意しました。
今は自分で手と身体を動かし仕事をしています。相手は親切な客、高圧的な客、不機嫌な客と様々。自分を鏡で見ているようで勉強になります。思い通りいかないことも多いのですが、先輩が優しく指導してくれます。私にはこの優しさがなかったと気付く今日この頃です。
この経験を通してあなたと一緒に歩むことの大切さを知りました。春先に新婚旅行の地を巡る旅に一緒に出ませんか。
身勝手な夫より

（大阪府・I.T／60代・男性）

ありがとう。君のおかげで今がある。

kazoku-kizuna-admin — Fri, 27 Nov 2020 02:00:25 +0000

不思議だなぁ。やっぱり神様がいたのかなあ。息子が5歳になっても歩かない。君は病院を駆け巡り、お百度参りも続けたね。僕はほとんど諦めていた。でも、君はあきらめなかった。毎日、毎日リハビリに通い、2人は疲れ切って帰ってくる。僕は見守るだけだった。
あの日、気分転換にと君に外出してもらい。僕は息子と風呂に入っていた。日曜の朝だった。彼は突然、湯船の中で立ち上がった。風呂から上がると、喜んで部屋の中を歩きまわる。僕は、あっ気に取られて眺めていた。
帰宅した君は、2人の様子に気づき、畳の上に座り込んでしまった。
涙を流す2人を息子が不思議そうに眺めていた。なぜなのか、とうとうわからずじまいだった。小学校に入学した息子は、他の子供たちと変わらないように卒業して政治成人した。僕
僕たちの孫も2人いる。目に見えない神様に感謝したい。いやすべて君の力だと思っている。ありがとう。感謝しているよ。

（大阪府・M.F／70代・男性）

妻への感謝の手紙

kazoku-kizuna-admin — Fri, 27 Nov 2020 02:00:03 +0000

ポニーテールのかわいい彼女と結婚するときに病気がちの両親と同居を希望してくれ、亡くなるまでに献身的に介護してくれた妻に感謝している。
いつも明るく、妻のこの上ない笑顔と笑い声は私と子供たちにとっては素晴らしい贈り物でしたし、辛い時にも困った時にも妻の笑い声を聞くとみんなが顔を合わせて笑顔になり癒されている。
私が心筋梗塞で入院した時も、その後バイパス手術、脳梗塞の手術2回、ヘルペスの手術など6回も読んだが、妻の介護により命を長らえ、83歳まで身体障害者にはなったがおまけの人生を送らせてもらっている。
中学、高校から大学まで体育会系で体に影響するタバコを1度も知らなかった事も良かったと医者に言われた。
好きで結婚した以上、妻を幸せにするのが男の責任と思い、家庭の仕事の手伝い島が風で寝た時は本を読んで勉強して体に良い栄養のある食事を作るようにし喜ばれています。
夫婦ともに傘寿も過ぎ、互いにに支えあって卒寿まで欲張ってまで生きようと話しております。
東北の大震災や九州、大阪、北海道、現在は西日本の大水害で被災に遭われた岡山県総社市に支援物資を老人会のなかなから寄付した頃、遅らせていただいており、市長さんからご丁寧な自筆のお礼状をいただき、みんな励みになっております。何をするにも妻の協力があり、感謝しているのみです。

（東京都・T.W／80代・男性）

大根おろし

kazoku-kizuna-admin — Mon, 16 Nov 2020 02:00:50 +0000

結婚後あの日までは喧嘩をしたことがなかった。
僕はもう猛暑の中での配達。君は子育てとお互いに疲れきっていた。
僕は食欲がなく、大根おろしを食べたいと言った。君は夏の大根はまずいから作らないと言った。
僕は「作るのが嫌なら自分で作る」と、ちゃぶ台を蹴って、自分の部屋に入った。
朝、テーブルの上には何もなかった。
腹の虫が収まらぬまま、5キロ離れたスーパーの駐車場にトラックを止め、僕は仮眠をしていた。
スーパーから出てきた見覚えのある乳母車がトラックのそばで止まっていた。
「早く帰ってパパに大根おろしを作ってあげようね」君の声だった。
「パパ喜ぶかな」息子の声が聞こえた。
二人には顔を見合わせ笑った。
大根の葉を揺らせ乳母車が去った。
(僕のために猛暑の中こんなに遠くまで)
首に巻いたタオルで目頭を塗った。
あれから40年、謝ろうと思いながら1度もできなかった。
「あの時はすまなかった。嬉しかったよ」

（大阪府・M.F／70代・男性）

妻へ

kazoku-kizuna-admin — Fri, 06 Nov 2020 02:00:51 +0000

私の妻葉子の父親は、長崎県で独り暮らしを送っています。その父親は今年の夏、ある病で体調を崩し、病院で手術を受け、現在も入院しています。葉子は入院の少し前から、父親の身の回りの世話と諸手続きの為に単身、長崎に帰省しています。
実は私と葉子は、それぞれに離婚や母親の介護を経験し、3年前に縁あって、48歳同士で再婚したばかり。
葉子の父親は、私たち2人の再婚を温かく見守り、後押しを
してくれた大切な人なのです。
今回の入院、手術では、葉子の兄弟や私は、仕事が忙しいことなども重なり、その殆ど全てを葉子一人に任せた状況となっています。身内が病気をした際、誰か一人の負担が大きくなることは、よくある話かもしれません。私自身も8年前、母親がくも膜下出血で倒れた際、救急搬送から緊急手術を経て、集中治療室、入院、リハビリの見守り、その他諸手続きの対応などを一人で行った記憶があります。当時、大変不安な思いをしたものです。
だから私は今、妻の葉子を誉めたいと思います。病院という場所には、独特な雰囲気があります。まして手術なら尚更です。たった一人で、無事に手術が終わるのを待つのは、やはり心細く、不安も大きかったと思います。今は携帯通話やメールで、リアルタイムで他の家族にも状況を伝えることはできるでしょう。しかし、その場にいてこそ感じる空気と緊張感は、やはり違います。手術後も献身的に病室に通い続け、父親を励ます葉子に、私は満点をつけてあげたいと思います。そして、葉子の願いが届き、義父が回復することを心から願っています。

（福岡県・T.I／50代・男性）

妻へ

kazoku-kizuna-admin — Fri, 18 Sep 2020 02:00:59 +0000

大病後体調の優れないあなたを気遣い、息子が会社では転勤のない地元コースにしたと言っていたよ。いい学校出たけど、彼には自分の出世より母であるあなたのことが心配なんだね。心優しいいい子に育ってくれて、私も心強いし嬉しいよ。

（埼玉県・T.T／80代・男性）

家族でいろいろなところへ出かけよう。

kazoku-kizuna-admin — Fri, 04 Sep 2020 02:00:19 +0000

「できるだけ長女の傍にいて、介護をしてやりたい」。何の相談もなしに、しかも突発的に仕事を辞めた。今、俺のわがままを理解してくれている。本当にありがとう。これからもありがとう。絶対に長女を歩けるようにするよ。そしたら、一緒に散歩しよう。家族でいろいろなところへ出かけよう。

（富山県・K.O／50代・男性）

今日も一緒にいてくれてありがとう！

kazoku-kizuna-admin — Mon, 27 Jul 2020 02:00:07 +0000

僕が死ぬ間際は君の手を握って最後の言葉はやっぱり平凡かもしれないけれど「ありがとう」です。
僕と結婚してくれてありがとう。
三人も子供を産んでくれてありがとう。
子供達をしっかり立派に育ててくれてありがとう。
家事をしながら仕事もしてくれてありがとう。
何よりも家族の健康を考えてくれてありがとう。
家計を切り盛りしてくれてありがとう・・・・
言い尽くせない数限りない「ありがとう」です。
君にはまだまだ「ありがとう」のお返しが出来ていないので、まだまだ終わりを迎えるわけにはいきません。
僕は健康に留意して、まだまだまだまだ働いて、君に「ありがとう」のお返しをして、君より1日前に死にます。
それが今の僕の気持ちです。
今日も一緒にいてくれてありがとう！
そんな毎日に感謝して、手紙を書きました。

（埼玉県・J.M／60代・男性）