相手を気づかう


「相手を尊重する」といっても、相手は自分とは違う人間ですから、自分の立場から見るのではなく、相手の立場に立ったうえで、相手のことを理解できなければなりません。とはいえ、完全に相手の立場に立つことはできないので、「いかに相手を気づかうことができるか」が大切です。

 「人と接するときは、その相手のよいところ、尊敬できるところを見つけ出し、プラスの方向に考える力を十分に発揮して、相手が喜んでくれるところを想像しながら応対してみましょう。それにはまず、損得勘定や自分がどう見られるかといった自分本位な考え方を改め、相手のことを自分のことのように思う努力が必要ではないでしょうか。


出典:働く人の心を磨くモラルBIZ 第38号