精神を整え、肉体を養う


健康を維持したり、病気から回復したりするために、私たちはど のようなことを心がければよいのでしょうか。
まず、人間は「精神」と「肉体」とによってできているということが大前提となります。精神状態は肉体に影響を及ぼし、また肉体の状態は精神に影響を与えます。つまりどちらか一方ではなく、精神と肉体の両面から改善していく方法を考えるのです。
最も大切なのは、聖人たちの教えに基づく最高レベルの道徳を身につけ、利己心から脱却し、穏やかで幸福な精神状態をつくっていくことです。これにより精神的なストレスが少なくなり、ストレスの影響による肉体の疲弊も防げるようになります。
肉体は食事によってつくられていますから、毎日の食事の内容もよく吟味しなければなりません。基本的には、肉・魚・野菜をバランスよく摂取するように心がけることで、健康は増進していくはずです。人工的な調味料を多く使用した食べ物などは、食べすぎると身体によくない影響を及ぼすことがあります。もちろん暴飲暴食や極端な偏食も避けるべきです。それでも病気になったときは、医師に相談して適切な処置を施してもらいます。
第一に精神を道徳的に成長させること、第二に自然的で合理的な食生活を心がけることで、健全な心身を養っていきましょう。


出典:「三方よし」の人間学池千九郎の教え105選