今日を生きた証を残したい


母とともに祖母の介護をしました。祖母はいつでも凛としていて、できるだけお上や人の世話にならないようにと努力した人でした。
長年患ったリウマチと糖尿病で寝たきりになることが増えた時期に、ふと祖母の寝室を覗くと寝ながら足を一生懸命上下に動かしていました。
声をかけて話を聞くと、「じっとしていたら余計動かなくなっちゃう。二人の負担を減らすためにもできることは何でもしたい。
自分の力で動いて、何でもいいから今日を生きた証を残したい。」と言われました。
こんなに素晴らしい考え方を持つ祖母の孫でいられる誇らしさと、途中で投げ出すことが多い私を比べた恥ずかしさとで一瞬頭が
真っ白になりました。
最期まで気丈にふるまってくれた祖母は私の人生のお手本であり目標です。
祖母に恥ずかしくない生き方をしようというのが我が家の信条です。


(T.K/女性)