根っこにつながって生きる


私たちは、親や祖先から単に生命だけを受け継いできたのではありません。私たちも、私たちの両親も、そのまた両親も、皆それぞれの親から“幸せな人生を送ってほしい”と祈られてきたのです。

樹木は根がなければ育ちません。根が太ければ、幹も太くたくましく育ちます。そうなれば、枝葉が広がり、美しい花が咲き、将来への希望となる実をつけるでしょう。 この自然の摂理は、私たち人間にもいえることです。

親祖先は私たちの「根っこ」であり、私たちをしっかりと支えてくれる存在です。 その親祖先にしっかりとつながり、「いのち」の大切さに気づき、親孝行の心を育てることで、私たちの生きる力はいっそう引き出されてくるのではないでしょうか。


出典:ニューモラル 心を育てる言葉366日