思いやりの心と共鳴する心


買い物をする場合、その商品とともに、お店の人の態度や印象も気になるものです。それらがよくないと、商品までが悪く見えてしまうことがあります。

商売の世界では、よく「商品や店の設備は確かに大切だが、それよりも仲介する人間、つまり売る人のあり方が大切」といわれます。特にサービス業なら、お客に対する応対のよしあしによって、商品の値打ちは倍にも半分にもなるでしょう。

そこで、お客の立場をよく考え、喜んでいただくという心づかいが必要です。商品は、品物がよくて魅力的なものであれば売れていきます。そのうえに 「売る人がお客の立場を考え、思いやりの心を添え、お客の心と共鳴することにより、そのお客は、さらにいっそう魅力を感じることでしょう。

(二四二号)


出典:ニューモラル-心を育てる一日一話